「二階堂明弘」陶展

静岡・修善寺の工房を拠点に、ニューヨーク、パリ、台湾など海外でも多数の個展を開催している二階堂明弘さん。繊細でモダンな薄造りの器は、凛とした佇まいでありながら、手に馴染む土の感触が心地よく、素材の力を感じさせます。どんな料理にも調和し引き立ててくれる器は、様々な料理人からも支持されています。二階堂さんの代表作といえば「錆器(しょうき)」と呼ばれる黒色の器。鉄分の多い土を成形したのちに、刷毛で鉄の粉末と銅を主原料とする釉薬を塗り重ねています。シンプルでありながら、刷毛目が絶妙な表情を生み出し、美しく経年変化した鉄のような質感が特徴です。2年ぶり3回目となる本展では、器や花器など新作を含む様々な作品を多数ご紹介致します。