臼杵春芳:国産漆にこだわる臼杵春芳さんの4回目の二人展です。香川県綾歌町の自宅裏山に約400本の本漆を植樹し約12年間育て自身で漆掻きを行い漆を掻いた残りの木で木地を作り漆を塗る。この工程を一人で行っているのは全国でも臼杵さんただ一人です。驚くほど軽い漆のくりぬきの椀や新たに漆の原液をそのまま塗った盆は魅力的です。希少な国産漆の持つ奥ゆかしい表情と素朴な佇まいを是非ご覧下さい。
郡司製陶所:栃木県の益子で作陶されている郡司庸久さんと慶子さんご夫婦の3回目の二人展です。主に庸久さんが轆轤を引き器の形を作り、慶子さんが絵付けなどの装飾をされています。シンプルなものから装飾的な一点物まで、作風が幅広いのも郡司さんご夫婦の器の特徴です。シンプルな作品はひとつずつ微妙に異なる土の質感や色合いが際立ち、それぞれの奥深い表情をしています。普段の御料理だけでなくお客様のおもてなしのご馳走も、一層おいしく楽しめます。
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