「ガラス作家Yonin」展 橋村大作/三浦侑子/小宮崇/森屋茉莉子
小宮 崇:富山県でガラス作品を制作されている小宮さんの作品は「楓」初お目見えです。小宮さんは普段使いの器や、自然のかたちや事象から感じたものを作品にされています。白の様な、グレーの様な中間の色をしている柔らかな色彩がとても印象的です。
橋村大作:日本に残る延々と引き継がれ残っている美しいものがたまらなく好きですと橋村さん。作品にどこか懐かしさを感じるのは時間や空気、それらを取り込んで、「粋」、と言われるようなものをつくりたい。手にとってくださった人にもどうかそれを感じてもらえるように、心を込めてつくられています。
三浦侑子:デザインありきの作品が多い中、道具としての使い易さの先に表れる形の美しさを追求している三浦さん。三浦さんは吹き硝子の技法であるベーシックさを大切にと、その作品は柔らかく穏やかな中に凛とした風情が感じられます。
森屋茉莉子:八王子で粘土原形を石膏で型取り、ガラスの粒を詰めて焼き上げる「パート・ド・ヴェール技法(鋳造ガラス)」で作品をつくり出す森屋茉莉子さん、「楓」初お目見えです。レリーフが生み出す凹凸や陰影の美しさが、透明な吹きガラスとままったく違った新たなガラスの魅力を気づかせてくれます。
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